womenlife › 2015年02月06日

<対「イスラム国」>ヨルダンが大規模空爆「壊滅させる」

2015年02月06日

【アンマン田中龍士】イスラム過激派組織「イスラム国」(IS)がヨルダン軍パイロットを殺害したことへの報復として、ヨルダン軍は5日、ISの拠点に大規模空爆を実施した。軍は空爆後、「序章に過ぎない。このテロ集団を壊滅させる」との声明を発表した。米国などと連携して空爆を拡大させるとみられ、報復の連鎖が広がっている。

 ヨルダンの国営ペトラ通信などによると、パイロットのモアズ・カサスベ中尉が殺害された映像が3日に公開されたのを受け、軍は「殉教者モアズ作戦」と名付けた空爆を数十機の戦闘機で実施。ISの訓練施設や武器庫を破壊した。

 軍は空爆地域を明らかにしていない。中東メディアによると、空爆はISが「首都」としているシリア北部ラッカなどで行われた。

 ヨルダンは、IS掃討を目指す米国主導の有志国連合に参加。シリアのIS支配地域で空爆を実施してきたが、昨年12月下旬に中尉が拘束されてから空爆への参加を見合わせていた。

 しかし、中尉の残忍な殺害映像が公開されたことで、ヨルダン国内には激しい怒りが巻き起こり、首都アンマンや中尉の地元西部カラクで、ISへの抗議行動が連日発生。報復を求める世論が高まっていた。

 アブドラ国王は4日、「われわれの信仰、価値観、原則を守るため容赦ない攻撃を行う」と空爆強化を宣言。5日には、弔問のためカラクを訪れ、中尉の父サフィさんら遺族と上空を飛ぶ戦闘機の帰還を見守ったという。怒りに沸騰する地元民らの不満を和らげるため、報復をアピールしたとみられる。  


Posted by zhang at 15:38