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ウクライナ情勢 親露派が東部で政府軍包囲か

2015年02月28日

【モスクワ=遠藤良介】ウクライナ東部の紛争は10日、親ロシア派武装勢力がドネツク州の要衝、デバリツェボで政権側部隊を包囲するなど緊迫した状況が続いた。11日に予定されるロシア、ウクライナ、ドイツ、フランスの4カ国首脳の和平協議には難題が山積しており、親露派は後ろ盾となっているロシアが交渉を優位に進めるべく攻勢を強めているもようだ。

 親露派組織「ドネツク人民共和国」によると、同派は幹線鉄道の交差する戦略的要衝、デバリツェボの一帯で政権側部隊の約6千人を包囲した。ウクライナ政府は「包囲」情報を否定したが、激しい戦闘が続いているとしている。

 ロシアと親露派、ウクライナなどは昨年9月、停戦方法や親露派支配地域の地位について盛り込んだ和平文書に合意。しかし、ロシアの軍事支援を疑われる親露派が今年に入り攻撃を強め、和平協議の「仕切り直し」が急務となっている。

 11日にベラルーシの首都ミンスクで予定される4カ国の首脳会談に向け、9日には4カ国が外務次官級協議をベルリンで開催。10日には、ミンスクで親露派や欧州安保協力機構(OSCE)を交えた会合を行い、最終調整を図る。

 和平協議では、親露派と政権側部隊の停戦ラインや非武装地帯の設定、親露派地域の自治権などが焦点となる見通し。ただ、親露派は昨年9月以降の停戦合意後に支配領域を600平方キロ拡大したとされ、難しい交渉を予想する見方が強い。

 プーチン露大統領は、9日からのエジプト訪問を前にした同国紙のインタビューで、ウクライナでは全国民の安全が保証される国家体制が構築されるべきだと発言。プーチン政権はウクライナ東部に高度の自治権を持たせて同国への影響力を保持する狙いだとされ、改憲による連邦制導入といった要求を突きつける可能性も指摘されている。

 ウクライナのポロシェンコ大統領は政界での足場が弱く、対露強硬派を前に難しいかじ取りを迫られている。  


Posted by zhang at 00:00

イスラム国空爆を再開=UAE

2015年02月24日

【エルサレム時事】アラブ首長国連邦(UAE)からの報道によると、過激組織「イスラム国」に対抗する有志連合の一角を占めるUAE軍は10日、ヨルダンに派遣したF16戦闘機から成る飛行中隊が同日朝にイスラム国の拠点を空爆し、無事帰還したと発表した。空爆の標的などは明らかになっていない。
 UAEは、ヨルダン軍パイロットが2014年12月にイスラム国に拘束された事態を受け、空爆参加を見合わせていたが、再開した。AFP通信によると、イスラム国によるこのパイロットの殺害映像公開を受け、8日に飛行中隊をヨルダンに配置していた。   


Posted by zhang at 00:00

「イスラム国」、イラクで塩素ガス使用か OPCW会見

2015年02月18日

化学兵器禁止機関(OPCW)のウズムジュ事務局長は10日、東京都内で記者会見し、過激派組織「イスラム国」が昨年10月、イラク国内でイラク兵士に対して塩素ガスを使ったと、イラク当局から通報を受けたことを明らかにした。

 現場はバグダッド北方の都市で、死者は出なかったが、負傷者は出たという。ウズムジュ氏は今回の通報について「疑いを持つ根拠はない」と述べた。また「イスラム国」が化学兵器を入手しようとしたとの情報があるとも述べた。ただ、実際に保有したという証拠はないという。

 外務省によると、塩素ガスの濃度を高めるなどして兵器として使った場合、化学兵器禁止条約に抵触する。  


Posted by zhang at 00:00

<米国>女性人質死亡を確認…「IS拘束下」で犠牲

2015年02月12日

【ワシントン和田浩明】オバマ米大統領は10日、イラクとシリアで活動するイスラム過激派組織「イスラム国」(IS=Islamic State)が拘束していた米国人女性人質、ケイラ・ミュラーさん(26)が死亡したと発表した。ヘーゲル国防長官の声明によるとミュラーさんは「ISの拘束下で死亡した」という。ISは6日の声明で「ヨルダン軍の空爆により破壊されたシリア北部ラッカ近郊の建物で死亡した」と主張し、米情報機関が確認作業を進めていた。オバマ大統領ら米側は、死亡の時期や原因には触れていない。

 オバマ氏は声明で、ミュラーさんが2013年8月の誘拐前、シリア難民の支援を行っていたことなどを説明。その人道的活動を「憎しみに満ちた恐るべきテログループの行動の対極にある」とたたえた。ヘーゲル長官はISが「罪のない人々を拘束、殺害しており、世界は連帯して非難する」と述べた。

 米国家安全保障会議(NSC)によると、先週末にISがミュラーさんの家族に「追加情報」を送付、この情報を米情報機関が確認した後、死亡の判断が行われた。  


Posted by zhang at 00:00

<対「イスラム国」>ヨルダンが大規模空爆「壊滅させる」

2015年02月06日

【アンマン田中龍士】イスラム過激派組織「イスラム国」(IS)がヨルダン軍パイロットを殺害したことへの報復として、ヨルダン軍は5日、ISの拠点に大規模空爆を実施した。軍は空爆後、「序章に過ぎない。このテロ集団を壊滅させる」との声明を発表した。米国などと連携して空爆を拡大させるとみられ、報復の連鎖が広がっている。

 ヨルダンの国営ペトラ通信などによると、パイロットのモアズ・カサスベ中尉が殺害された映像が3日に公開されたのを受け、軍は「殉教者モアズ作戦」と名付けた空爆を数十機の戦闘機で実施。ISの訓練施設や武器庫を破壊した。

 軍は空爆地域を明らかにしていない。中東メディアによると、空爆はISが「首都」としているシリア北部ラッカなどで行われた。

 ヨルダンは、IS掃討を目指す米国主導の有志国連合に参加。シリアのIS支配地域で空爆を実施してきたが、昨年12月下旬に中尉が拘束されてから空爆への参加を見合わせていた。

 しかし、中尉の残忍な殺害映像が公開されたことで、ヨルダン国内には激しい怒りが巻き起こり、首都アンマンや中尉の地元西部カラクで、ISへの抗議行動が連日発生。報復を求める世論が高まっていた。

 アブドラ国王は4日、「われわれの信仰、価値観、原則を守るため容赦ない攻撃を行う」と空爆強化を宣言。5日には、弔問のためカラクを訪れ、中尉の父サフィさんら遺族と上空を飛ぶ戦闘機の帰還を見守ったという。怒りに沸騰する地元民らの不満を和らげるため、報復をアピールしたとみられる。  


Posted by zhang at 15:38

「イスラム国」思想統制、図書館を襲撃し本焼く

2015年02月03日

【カイロ=久保健一】イスラム過激派組織「イスラム国」が、実効支配するイラク北部モスルなどで、図書館や書店を襲撃して奪った本を焼却処分する動きを加速させている。

 西洋などの思想・文学などを害悪とみなすイスラム国による言論・思想統制がさらに強まっていきそうだ。

 モスルにあるニナワ県立図書館長アブドルカーデル氏によると、焼却は1月上旬から始まった。県立図書館では1月5日、イスラム国のメンバーが、児童書、詩集、欧米やアラブ圏の小説などを中心とした蔵書約2000冊、トラック6台分を強奪し、図書館前で焼却した。近隣住民の証言によると、強奪した男たちは「背教者の思想を広め、アッラー(神)への不服従を促しているので、焼き払う必要がある」と語った。  


Posted by zhang at 11:53